シンガポールの罰金一覧と持ち込み禁止品|旅行者が本当に注意すべきルール(2026年版)
公開日:2026-08-25
結論から言うと、旅行者が実際に切符を切られやすいのは「ポイ捨て」「MRT車内での飲食」「禁止エリアでの喫煙」「電子タバコ(VAPE)の所持」の4つです。この4つさえ守れば、「罰金の国」と呼ばれるシンガポールもそれほど怖くありません。以下、公式サイト・法令で確認できた金額だけを一覧にしました。
表1: 旅行者に関係する罰金一覧(2026年9月時点)
円換算は2026年9月時点のレート(S$1≈¥121.7)です。実際の罰金額は現地通貨(Sドル)が基準のため、目安としてご覧ください。横断歩道以外の道路横断・深夜の飲酒については一次情報(法令・公式サイト)で金額を確認できなかったため、この一覧には含めていません(下の出発前チェックリストには従来通り目安を残しています)。
公式サイト・法令で確認できた罰金額
- ✓ポイ捨て(吸い殻・包み紙など): 初回は反則金S$300(約3万6,500円)。裁判になると初回最大S$2,000(約24万3,000円)、2回目S$4,000(約48万7,000円)、3回目以降S$10,000(約121万7,000円)。清掃命令(最大12時間の清掃奉仕)が付くことも【出典: NEA】
- ✓禁止場所での喫煙(バス停から5m以内、公園、指定ビーチ、建物の出入口・窓から5m以内、行列の待機列など): 裁判では最大S$1,000(約12万2,000円)【出典: 喫煙(特定場所での禁止)法】
- ✓電子タバコ(VAPE)の所持・使用・購入: 2026年5月1日施行の強化法で個人でも最大S$10,000(約121万7,000円)。エトミデート入り(いわゆるKpod)は最大S$20,000(約243万4,000円)または最長10年の禁錮。持ち込み(輸入)は最長9年の禁錮+最大S$300,000(約3,651万円)【出典: gov.sg(たばこ・ベイポライザー規制法)】
- ✓MRT・バス車内での飲食(水も含む): 最大S$500(約6万900円)【出典: 高速輸送システム規則・罰金表】
- ✓MRT車内での喫煙: 最大S$1,000(約12万2,000円)
- ✓MRTに危険物(可燃物など)を持ち込む: 最大S$5,000(約60万9,000円)
- ✓MRT・バスでのつば吐き、ゴミ捨て、汚損: 最大S$5,000(約60万9,000円)
- ✓MRTにドリアンを持ち込む: 罰金の定めはないが禁止(係員に降車を求められることがある)【出典: SBS Transit】
- ✓チューインガムの持ち込み・販売(治療用を除く): 販売・輸入は違法で初犯最高S$100,000(約1,217万円)+2年以下の懲役、再犯は最高S$200,000(約2,434万円)+3年以下の懲役
- ✓麻薬: 少量の所持でも最長10年の禁錮。一定量以上の持ち込みは死刑(外務省海外安全情報でも要確認)
表2: 持ち込み禁止・要申告(税関)
- 持ち込み禁止: チューインガム(治療用を除く)、電子タバコ本体・ポッド・リキッド、噛みタバコ・嗅ぎタバコ、爆竹、わいせつ物、模造銃。電子タバコは「持っているだけ」で違反になる
- 要申告(免税なし): 紙巻きたばこ・葉巻など全てのたばこ製品。たばこに免税枠は無く、1本からでも申告・課税の対象。未申告は罰金の対象
- 免税枠あり: 一定条件(18歳以上・入国前48時間以上の滞在等)を満たせば酒類に免税枠がある。具体的な種類・数量の組み合わせは変更される可能性があり、公式サイトがJavaScript描画で本サイトからは内容を確認できなかったため、数量の記載は控えます。渡航前に公式サイトで最新の免税枠をご確認ください
- 許可が必要: 肉製品・生鮮食品・動植物・医薬品の一部。食べ物のお土産は要注意
シンガポールは「Fine City(罰金の国)」と呼ばれるほど、公共の場でのルールが法律で明確に定められている国です。観光客が「知らなかった」では済まされないケースも多く、実際に日本語の旅行ブログやSNSでは、ガムの持ち込みで空港の荷物検査に引っかかった話や、MRT車内での飲食が原因で話題になった投稿が繰り返し報告されています。清潔で治安のよい街として人気が高い一方、細かいルールを知らずに旅行すると思わぬ注意や罰金のリスクがあるため、出発前に具体的な事例とともに押さえておきたいポイントをまとめました。
チューインガムは「持ち込むだけ」でも法律違反
シンガポールでは1992年からチューインガムの輸入・販売が法律で禁止されています。きっかけは1991年、ガムが地下鉄(MRT)のドアの隙間に詰められる事件が相次ぎ、ドアが完全に閉まらず列車の運行が止まるトラブルが多発したことでした。同年12月に環境省が「ガムの投棄が列車の円滑な運行を妨げている」との声明を出し、翌年から規制が始まっています。現在も初犯で最高10万シンガポールドル(約1,000万円超)の罰金または2年以下の懲役、再犯では最高20万シンガポールドルの罰金または3年以下の懲役が科される可能性があると案内されており、チャンギ空港では抜き打ちで荷物を開けられ、バッグの底やポケットの奥からガムが見つかって呼び止められたという旅行者の体験談も複数報告されています。
空港の税関では抜き打ちで荷物検査が行われることがあり、免税店で買ったお菓子の中にガムが紛れていないか、パッキング前に確認しておくと安心です。
MRT車内の飲食は「ひと口」でも罰金対象
MRT車内や駅構内での飲食(水を含む)は最大500シンガポールドルの罰金対象です。車内には監視カメラが設置され、私服のMRT職員や警官が巡回しているため、暑さで無意識に水筒の水を飲んでしまい注意を受けたという旅行者の体験談も報告されています。2026年3月には、座席に座ったままアイスクリームを食べる女性の様子がSNSに投稿され、飲食禁止ルールをめぐってネット上で議論になったばかりで、地元でも監視の目が厳しいテーマであることがうかがえます。
改札を通る前に飲み物を飲み切っておくか、水分補給はMRT駅構内の売店やホーカーで改札外に済ませてから乗車すると安心です。
横断歩道以外を渡る「ジェイウォーキング」
横断歩道や信号のある場所以外で道路を渡る、いわゆるジェイウォーキングも取り締まりの対象で、最大500シンガポールドルの罰金が科されるケースがあると案内されています。交通量の少ない裏通りでは現地の人が横断している光景も見かけますが、土地勘のない旅行者が真似をすると単純に交通事故のリスクも高く、オーチャード通りやチャイナタウンなど交通量の多いエリアでは特に横断歩道の利用が勧められています。
深夜0時ではなく「22時30分」でお酒がストップする
シンガポールでは公共の場での飲酒とコンビニ・スーパーでの酒類販売が、毎日22時30分から翌朝7時まで法律で禁止されています。現地在住者のnoteの体験談では「22時31分にレジへ持っていくと店員に販売を断られた」というエピソードが紹介されており、時計をまたいだ瞬間に運用が切り替わる厳格さがうかがえます。違反した場合は初犯で1,000シンガポールドルの罰金、再犯では2,000シンガポールドル以下の罰金または3ヶ月以下の禁錮刑が科される可能性があるとされており、酒類提供の許可を得たレストランやバーの店内では引き続き飲むことができますが、公園やビーチ、路上での「買って外で乾杯」は時間帯に注意が必要です。
ポイ捨てと指定エリア外の喫煙は罰金額が跳ね上がる
ゴミのポイ捨ては初犯でも罰金の対象になり、たばこの吸い殻のような軽微なものでも300シンガポールドル程度、空き缶や瓶など悪質と判断されるケースは裁判所案件となり、初犯2,000シンガポールドル、2回目4,000シンガポールドル、3回目以降は10,000シンガポールドルまで罰金が引き上げられると案内されています。罰金に加えて、蛍光色のベストを着せられて公共の場でゴミ拾いをさせられる「Corrective Work Order(清掃命令)」を科されることもあります。実際にシンガポールを訪れたブロガーは、リトルインディアのラクサ店付近やマリーナベイサンズ周辺で「1分に6個ほど拾えるペース」でゴミが落ちているのを目にしたと報告しており、観光客が集まるエリアほど取り締まりの目も光っている点は意識しておきたいところです。喫煙も指定喫煙エリア以外では200シンガポールドル、起訴された場合は最大1,000シンガポールドルの罰金対象になります。
MRTやタクシーへのドリアン持ち込みも禁止
強烈な香りで知られるドリアンは、MRTの車内や駅構内への持ち込みが禁止されており、駅の掲示には「No durians」の表示とともに500シンガポールドルの罰金額が明記されています。屋台やスーパーでドリアンを購入したその足でMRTに乗ろうとして駅員に呼び止められたという声も旅行ブログで紹介されており、ホテルの部屋やドリアン専門店のイートインスペースで食べ切ってから移動するのが安心です。
出発前に確認しておきたい罰金額の目安
- ✓チューインガムの持ち込み・販売:初犯 最高10万Sドル+2年以下の懲役(再犯は最高20万Sドル+3年以下)
- ✓MRT車内・駅構内での飲食:最大500Sドル
- ✓横断歩道以外での道路横断(ジェイウォーキング):最大500Sドル
- ✓22時30分〜翌7時の酒類購入・屋外飲酒:初犯1,000Sドル(再犯は2,000Sドル以下または禁錮3ヶ月以下)
- ✓ゴミのポイ捨て:吸い殻など軽微なもので300Sドル、悪質な場合は初犯2,000Sドル〜3回目以降10,000Sドル
- ✓指定エリア外での喫煙:200Sドル(起訴された場合は最大1,000Sドル)
- ✓MRT・駅構内へのドリアン持ち込み:500Sドル
参考にした記事・口コミ
- ラジトピ ラジオ関西トピックスシンガポールで「ガム」はご法度? 持ち込みは罰金1千万円以上ってマジ?
- JTB 海外ガイド必読!罰金の国シンガポールの知っておきたい6つのルール
- note(大福もちもち)【シンガポール】知らないと危険!罰金ルールから快適に過ごすコツ(5選)
- AsiaXシンガポール:MRT車内でアイスクリーム、飲食禁止ルール巡り議論
- note(海外在住パパりーまん)お酒が高いシンガポールは、かつての「のんべえ」にとって最高のデトックス環境だった
- 吉川充秀 公式サイトゴミのポイ捨て、罰金22万円のシンガポールにゴミは落ちていたのか?
- アラウンド・藤白台地下鉄にドリアンを持ち込むと…(シンガポール)
- Reeracoen Singaporeシンガポールで知っておきたい「喫煙」に関する罰金制度
- NEA(シンガポール国家環境庁)Public Cleanliness Overview(ポイ捨ての罰金)
- NEA(シンガポール国家環境庁)Smoking Prohibition Overview(禁煙エリア)
- gov.sgVaping Penalties(電子タバコの罰則、2026年5月施行)
- Singapore Statutes OnlineSmoking (Prohibition in Certain Places) Act 1992
- Singapore Statutes OnlineRapid Transit Systems Regulations(THE SCHEDULE、Regulation 52の罰金表)
- シンガポール税関Prohibited and Controlled Goods(持ち込み禁止・規制品)
- SBS TransitSafety on Board(ドリアン持ち込み禁止)
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