バルセロナのバルは1軒で終わらせない|はしごの作法と時間帯
公開日:2026-09-07
バルセロナで「レストランを予約したのに全然お腹が空かなかった」「頼み方が分からず1品しか注文できなかった」という話は珍しくない。原因の多くは、スペインのバルが日本の居酒屋ともレストランとも違う前提で動いていることにある。1軒で腹八分、2〜3軒はしごして満腹にする。この組み立てを知っているかどうかで、同じ滞在でも食べられる量と種類がまるで変わる。
バルとレストランは別物
バル(bar)はカウンターで立ち飲みしながらつまむ場所で、朝はコーヒー、昼は軽食、夜は酒とタパスと役割が変わる。レストラン(restaurante)は席に着いてコースを頼む店。同じ通りに並んでいても営業時間も注文の仕方も違う。タパスは小皿料理の総称、ピンチョスは串や楊枝で刺した一口サイズのもので、バスク地方発祥だがバルセロナでも出す店がある。
ピンチョスを出す店では、カウンターの皿から自分で取って最後に串の本数で会計する方式が多くあります。取った串は捨てずに手元の皿に残しておいてください。
20時前は空いていて、21時以降が本番
スペインの夕食は遅い。20時に入ると店内はまだ静かで、地元客が集まり始めるのは21時を過ぎてからになる。混雑を避けたいなら20時前に1軒目を済ませ、賑わいを味わいたいなら21時以降に合わせる。逆に言えば、19時台に開いていない店も多いので、早い時間に食事を済ませたい場合は営業開始時刻を先に確認しておきたい。昼はもっと早く、13時半〜15時が食事時になる。
エリアごとに性格が違う
😥ゴシック地区・エル・ボルン
- 狭い路地に老舗のバルが密集
- 観光客も多いが地元の常連も残る
- はしごの距離が短く1軒目に向く
😊グラシア地区・バルセロネータ
- グラシアは地元色が濃く広場ごとに店がある
- バルセロネータは海沿いで魚介中心
- 中心部から少し離れる分だけ落ち着いている
注文と会計の流れ
カウンターで注文し、その場で飲みながら食べ、出るときにまとめて払うのが基本。席に着いた場合はテーブル価格が上乗せされる店もある。頼み方に自信がなければ、カウンターに並んでいる皿を指さして「これを一つ」と伝えれば通じる。最初の1杯を頼んでから料理を選んでも失礼にはならない。
混み合うバルや地下鉄はスリの報告が多いエリアでもあります。カウンターに立つときは鞄を足元や背もたれに置かず、体の前で抱えるようにしてください。
はしごの組み立て
- ✓1軒目は20時前、空いているうちに軽く
- ✓2軒目以降は21時以降、賑わいの中で
- ✓1軒あたり2〜3品、飲み物1杯を目安に
- ✓ゴシック地区なら徒歩数分で次の店に移れる
- ✓ピンチョスの串は捨てずに残しておく
- ✓鞄は体の前に
参考にした記事・口コミ
関連コラム